本校では1〜3年生の子ども達に
「おく ぴた ぴん!」で話を聞くように指導しています。
おく…手はひざの上
ぴた…上靴は床にピタッ
ぴん…背筋を伸ばして
「席について話を聞く」ことは、全ての学習の基本です。なぜなら、全ての授業は、まず「席について先生の話を聞くこと」から始まるからです。
本校では、全学級で「聴き方三つ星」を合い言葉に、友達の話を聞くようにしています。
今、南小学校の子ども達は、「おく、ぴた、ぴん」「あいてをみてきく」はできています。この基礎の上に、「くらべながら」「自分の意見をもって」聞く授業をつくっていきたい! そう願っています。
そんな思いをこめて、全学級、教室に下のような掲示物をはっています!
子ども達の学習活動には、いろいろな形態があります。
・話し合い(おとなりさん 班 学級全体)
・調べ学習
・作文、計算、漢字の書き取り
・絵画、工作などの制作
・発表
などなどなど。そのときどきで適切な声の大きさで話すことができように、上のような「声のものさし」をつくって教えています。学習によっては、鉛筆の音だけがカツカツカツと響き、全員が水を打ったような静けさの中で集中することがあります。そのときは、「0の声」です。おとなりさんとのおしゃべりは、周りの子の学習の妨げとなってしまいます。班での話し合いは「3」の声です。教室全体に聞こえる声は「4」の声です。この「3」と「4」の使い分けは、とても難しいです。班の話し合いを「4」の声ですると、教室は騒然としてしまいます。いっぽう、教室のみんなに対する発表を「3」の声ですると、はしっこの子には届きません。
この「声のものさし」が意識して話すことは、「まわりの人を大切にする」ことだと思います。教室は40人の集団生活です。学校は1070人の集団生活です。時と場によって声の大きさを調節することを、学習だけではくあらゆる場面で教えていきたいと思います。
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